flag
スリランカ食の旅

フォート駅近くの売店
スリランカとは、いったいどのような国なのであろうか。スリランカといえばカレーだよねとか、紅茶が有名とか、ココナッツだろうとかいろいろあるけれども実際のところどうなんだろう。調べようと思って書店に行っても書籍は少ないし、インターネットでも、知りたいことは結局わからずじまいである。謎なところが多い。まわりの友人でもスリランカに行ったことがある人は皆無である。結局どの国でもそうだけど、行かないと真実は見えてこないものである。
ひょんなことからスリランカに行く話が持ち上がったのは、8月のことである。地元のスリランカ料理店(店の名はマルタといいます)のスタッフの方と親しくなり、同店のオーナーより、家族で9月に行くのでいっしょに行かないかと誘われたのが始まりである。その店で働いているシンハラ人の兄弟のところに、オーナーの息子(日本人)が、ホームステイしているので、久しぶりに会いに行くのだという。
9月になって仕事も一段落したことから、行くことが決定した。ところが行く10日前に同行させていただくオーナーが、怪我をしてしまい行けなくなってしまうというハプニングがあった。とりあえず一人で行っても大丈夫なように、長男には連絡を入れてしっかりガイドをしてもらうので、どうですかと言われたが、そのときはちょっと不安もあったので、またの機会ということにした。だが、スリランカに行きたいという気持ちがとても強かったため、翌日店に出向き、やはり行きたいのですがと言ったところ、絶対行った方がいいよと、大変喜んでくれて、すぐにチケットの手配をするとの快い返事を頂いた。さっそくいろいろとプランをたてて、スリランカにいる長男の元に旅行の主旨をFAXで伝え、準備はととのった。
今回の旅行目的は、食を中心とした庶民の暮らしぶりを見ることである。行き先は、スリランカの中心地であるコロンボ。キャンディ、アルトガマ、ゴールなどにも行きたかったのだが、旅行の期間が9/17〜9/21までと大変短いため、それは次回の楽しみにとっておいて、今回はコロンボを存分に堪能しようと思った。
コロンボはキャンディとかゴールとか、他の場所に比べると自然も少なく、観光地としては見るところもほとんどなく、外国人の出入りも多いし、都会的なイメージばかりが目立つようである。たしかにフォート駅周辺は、ビジネスマンがせわしなく歩いてる光景や、交通渋滞など喧噪の絶えないところでもあるようだ。しかし、それらのルートをはずれてコロンボ11地区のペターや、今回お世話になった家族の住居を訪れると、そこには庶民の生活を目の当たりにすることができ、新たな発見と驚きがそこにはあった。
帰国時にはヘロヘロになって帰ってきたのだが、このページを書いているとき、そして持ち帰ったRs.に染みついた匂いをかぐと、あのときの情景がこと細かに鮮明によみがえってくると同時に再びあの地に訪れたいという思いがこみあげてくる。滞在日数は少なかったが、密度はとても濃い旅であったと思う。